麻婆野郎とマグロ嬢の♡の足あと

麻婆豆腐が大好物の男前野郎とマグロが大好きなお嬢様の2人が行ったあちこち、食べたあれこれを綴った♡のいろいろ

おもいでのケータイ

特別お題「おもいでのケータイ」

ケータイ電話と言えば、大学に入学して持った電話。持ったというより持たされた電話。どこかに遊びに行って、帰る時「連絡しなさい」という親の言うことを聞かない私に大学に入学して更に行方不明になることを心配した親が持たせたものだ。

トランシーバっていうのかリモコンといったらいいのか大きくて重くてしかも待受時間が8時間しかなくて10時間用のバッテリーをつけると更に重くなる。モトローラ製のIDO電話。ポケベルが流行っていて広末涼子のドコモのCMの話題で盛り上がっている時、一人ケータイ電話を持ち歩いてた。みんなはすごく羨ましがっていたけど、メールの機能もなければ、かける相手もいない(ケータイを持っている人がいない)。だからGPSじゃないけど、私の所在確認用でしかなかった。

所在確認以外で役に立ったのは、部活の合宿に車で行く時の、集合待ち合わせの連絡時、遅れてる場合の途中の連絡の時。それだって年に2回くらいだし、大した連絡ではないし、だから私もみんなと同じ絵文字が送れるポケベルが欲しかったけど、「ポケベルに送るのに公衆電話に行かなきゃいけなし、公衆電話に行けるなら電話できるでしょ。」と即時却下。今みたいにカケーホーダイもないから通話料も高くて、仲良くしてた子とは電話していい時間にケータイにワンギリしてもらって、画面の「チャクシン」の文字を合図に固定電話の子機でその子の家に電話して深夜まで話をしていたこともあったな。

「今から帰る」「今○○にいる」という家への連絡事項伝達のためだけに持っていた初めてのケータイ。電話に出ないと「持ってるのに出ないなら意味無いでしょ!」と怒られた。よく。当たり前だけど。

それでもみんなの憧れのケータイだったな。「何それ!見せて見せて!」みたいな。だけど、数年経つとみんながお洒落なPHSを持つようになっていて、今度はそれが欲しくて親にお願いしたら「家まで電波が届いていないから替える意味なし」と即時却下。郊外はPHSの電波が届いてなかった。みんながショートメールを楽しんでいる中、一人どこでもよく通じる通話のみの電話を持ち歩いてた。

それから、何台もケータイは替わったし、カタカナで文字が送信出来るようなったり、漢字が出るようになったり、画面がカラーになったり、写真が撮れるようになるたびに興奮してたけど、「おもいでのケータイ」といえば、やっぱり最初のケータイ。通話のみでもそれが普通だったな。不自由してなかったし。

 

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