世界から猫が消えたなら
さて。本を読む習慣がありません。子供の頃はテレビもマンガもないから、ひたすら色んな本を読んでいたのに。本を読んでいたのに国語は苦手。
すんなりと本の世界に入っていけるのは、スティーブン・キングかダン・ブラウンか田中芳樹か西村京太郎ぐらい。この方々の本を読み始めると何をしていても最後まで全部読みたくなる。理由はわからない。
それは置いといて。そんな私にこの本を貸してくれました。
先入観がありすぎるのか表紙を見て恋愛ものかと思ってすぐに読み始めることが出来なかった。そうは言ってもいい本だって言うし。だけど1ページ目を読み始めて、おぉ、と思った。これから死ぬ僕(主人公)の遺書だというから。予想外。
読み始めて、いきなり悪魔?がやってきて、あまりにふざけた喋りにイヤになった。悪魔がアロハ?はぁ?でも月曜の話で終わるわけにはいかないので、半分ふわふわした頭で読み進めた。
延命するには何かを消さなくちゃいけなくて、携帯電話がなくなり、映画館がなくなり、時計がなくなった。時計がなくなったら皆んなはどうやって通勤するのだろうか、日が暮れたら仕事が終わるのだろうか、そしたら夏は長く働かなきゃいけないな、残業代はないかもっていうか、出勤はいつ?とかどうでもいい余計な事を考えてしまった。早く読もうよ。
キャベツ(飼い猫)が喋りに始めた時に急に本が楽しくなった。喋るはずのない動物が語り掛けてくるのを想像しただけで楽しい。散歩している犬や飛んでいるスズメやカラスが話かけてくるなんて。っていうか、この際だから虫も喋って欲しい、そしたから少しは嫌いじゃなくなるかも。いや、そういう話ではないんだけど。
物語の初めは、死ぬまでにやりたい10のことだ。やりたいことは沢山あるのに、いざ10言ってくれ、と言われると、はて?それはやりたい事に選定するのかと思ってしまう。しかも、やりたい事というより、やり直したい事になってしまうのが残念だ。
そのやりたい事が浮かばない僕の母親が残した手紙に書かれた10の僕の良いところ。今度は、なんだろうな、表現が出来ないけれど、悲しくなってきた。そして、自分で葬儀の手配をする僕。もうなんだろうなと思う一方で、相変わらずふざけた喋りをするウィンクの出来ない悪魔。
あぁ、キャベツみたいに「そろそろ時間でござるよ」って枕元にいるぬいぐるみが毎朝起こしてくれないだろうか。生きてないから無理か。もし、ネコを飼うような事があったら、名前はキャベツにしよう。レタスよりキャベツが好きだから。
余計な事ばかり書いたな。本を読み終えて、気の利いた感想が表現できないけれど、ともかく面白い本だと思った。選り好みせず読めば楽しいものに会えるかもしれない。
という事が言いたかっただけです。
京都 清水産寧坂 抹茶館
西国三十三ヶ所、清水寺訪問後、産寧坂を通った時、抹茶館を発見しました。以前、観光客が多かった時は河原町のお店では行列になっていたのに今はすっからかん。しかも抹茶ティラミスなんて並んで食べるものかと思っていたから興味もなかった。
今回は、こういう機会(とても空いている)だし、話の種にと寄ってみました。
店内はこんな感じ。
せっかくなので外のテラス席で食べることにしました。
飲み物はラテや抹茶など色々ありますが、ティラミスが甘そうだったので一番渋みのある抹茶にしました。正解。
断面の写真も取りたかったけれど、想像以上にティラミスが柔らかくて、スプーンを入れてもトロリと全く絵になりませんでした。
味ですが、美味しいです。抹茶に合います。でももう食べないと思う。お値段がね。味も個人的には固めのマスカルポーネが良いです。それからスポンジにはコーヒーとシナモンが染みていた方がいいです。
でも、抹茶館に行くならこちらのお店の方が風情があるのでおすすめです。
ちなみにトイレに行ったら抹茶色の洗面器にダイソン製の蛇口?でした。いきなり風が出てきてびっくりした。この時期に風タオル動いてるのここくらいじゃないかな?余計な話でした。
京都 下京区 本家第一旭
西国三十三ヶ所の京都市内編の朝ごはんはラーメン。行列が絶えないという第一旭に行きました。
こちらのラーメン屋さんは朝6時から営業しています。朝なら空いてるかもと行ったところ、ご覧のとおり。
この時期だからなんでしょうね。きっと。
お店に入ってすぐ着席できましたが、朝からラーメン食べる人こんなにいるの?というくらい入れ替わりお客さんが入ってきましたよ。
ビールと特製ラーメンと餃子を注文。
こちらのラーメン屋さんはお客さんの要望も聞いてくれるようで、隣の人も麺は固めか?と聞かれてました。その他にもチャーシューも白いところ(脂身多い)多めとかそんなことも聞いてくれるらしい。私はフツーのがいい。フツーというのはバランスがいいということです。
隣の真っ黒ラーメンと好きが分かれそうな感じですが、こちらも想像していたより美味しかったです。並ばないで食べたせいかも知れないけれど。
皆さんも食べ比べしてみてください。
滋賀 長浜 翼果楼
西国三十三ヶ所巡りに滋賀県に来ました。長浜港から竹生島へ行った後、長浜名物の「焼き鯖そうめん」を食べるべく立ち寄ったお店。
これで「よかろう」とは読めないな。お店のなかも風情があります。
メニューはこんな感じです。皆さん、そうめんとお寿司を注文しているみたいでした。
そして焼き鯖そうめんと焼き鯖寿司の登場。見た目はとってもシンプルなんですけど、一口食べて唸る美味しさ。口コミでも皆さん美味しいと書かれてましたが、ホントこんなに美味しいものがあったのか?というほど美味しかった。
焼き鯖そうめんはおかわりしてしまいました。
レジ横にサバカレ~パンがありました。どんな味がするんだろう。
食べ終えて帰る時には店先に看板が出ていました。お寿司の方が数が少ないのかな。
長浜に行った時は是非おすすめしたいお店です。この味を家で再現したい。
高野口 台湾美食 裕福
八十八箇所お遍路のお礼参りに高野山奥の院に行く途中に寄ったランチ場所。
超ボリューム満点の台湾料理です。
開店直後くらいに行ったので中は空いていました。
店員さんはみな中国の人なんだろうか中国語飛び交ってました。
メニューは炒飯なんだけれど、注文したのはラーメンのセット。回鍋肉と台湾ラーメンのセット。
しかし、セットメニューの大きさではなく、単品メニューのボリュームで運ばれてきます。唐揚げは、名物なのか1個なのにものすごい大きさ。
そして単品で、鶏とカシューナッツ炒めを注文。
事前に調べた時にボリュームがすごいらしいことは見ていたので、セットを2つ頼むことはしなかったけれど、それでもものすごい量でした。これで2000円いかないってすごいぞ。しかも美味しかった。
ここに行く時は、お腹を空かせてから行くことをおすすめします。